記憶の欠落?
今、1月30日の深夜に、このブログを書いている。最近、とても気になっていることがあるので、ここに書き止めておく事にする。
数日前に、Jaynes-Cummings modelの崩壊・復活現象に関する論文の修正を行ったときのことである。仕事から帰って来て、夕食と風呂を済ませ、セロクエルと睡眠薬を服用する。それから、Latexファイル、および、EPSファイルの修正に取り掛かった。作業は、Windowsのパソコン上で行った。それで、10時か11時近くに、作業に一区切りが付いた。
原稿ファイルが仕上がったので、後はそれを学術雑誌編集部にWebで投稿するだけとなった。このような場合、自分は、Windows上で作成したファイルを、一度、Linuxのパソコンに移し、いわゆるDOS形式からUNIX形式にファイル変換することにしている。これは、日本語Windows環境上で作成したファイルが、外国の編集部のコンピュータで処理される場合、文字化け等のトラブルが起こらないようにするためである。自分は、このために、英語版のLinuxをインストールした古いIBM ThinkPadを保有している。
その夜、自分は、もう遅い時刻なので、仕上がった原稿ファイルをLinuxパソコンに移す作業は、明日行うことにしようと考えた。そのとき、自分は、セロクエルと睡眠薬の影響で十分眠くなっていた。それで、その夜は、そのまま寝てしまった。
翌日、仕事から帰って来て、自分は、早速昨日の作業の続きをやろうと考えた。それで、Windows上の原稿ファイルをUSBメモリにコピーし、それを、LinuxのインストールされているThinkPadに差し込んだ。
ところが、である。Linuxパソコン上には、すでにLatexおよびEPSファイルが保存されていたのである。しかも、きちんとディレクトリ構造が作られていて、その中に、必要なファイルが整理された状態で保存されていた。
自分は少し驚いた。どうして、これらのファイルが、ここに格納されているのだろうかと考えた。ファイルの日付を見ると、確かに昨夜、ファイルが保存されたことになっていた。
それで、自分は、前夜、原稿ファイルをLinuxパソコンにコピーしたのを、自分が忘れてしまっているという事実に気付いた。もしくは、無意識のうちにファイルの移動作業をやっていたのかもしれない。
しかし、この推測は、自分にとって、容易には受け入れかねるものであった。というのは、Linuxのパソコンを立ち上げて、USBメモリのファイルをパソコンのディスクにコピーする作業は意外に面倒で、少なくとも15分くらいはかかる作業だからである。一部、superuser権限で実行しなくてはならないコマンドもあり、無意識のうちに出来るほど簡単な操作ではないのである。
自分は、本当に記憶が細切れになって、その一部が失われるようなことが起こり得るのだろうかと考えた。妻に相談すると、「それは、単なるあなたの勘違いよ」、と言って、真面目に受け取ってくれなかった。
実は、自分はこれまでにも、就寝直前や就寝中の出来事を忘れてしまう事が何度かあった。部屋の窓を無意識に開け閉めしていたり、メモ類を普段置かない場所に置いてみたり、といった調子である。
しかし、今回のLinuxパソコンのように、これほど複雑な作業が記憶に残っていないのは、初めてのことであった。
自分は、こういうのを健忘症というのかなと思ったりした。統合失調症のせいだろうか、それとも、睡眠薬の副作用だろうか、と考えたりした。
ところで、論文は、無事、学術誌編集部とarXiv.orgに投稿することが出来た。
他の統合失調症患者の人は、こういう症状があるだろうか、と考えたりした。今度、かかりつけの精神科のお医者さんに相談してみようと考えた。
ここから、1月31日の出来事を書く。
朝遅い時刻に起きて朝食を取って、外に出掛ける。まず、大岡山東京工業大学図書館に寄って、借りていた本を返却する。その後、目黒区立洗足図書館に向かう。予約していた、「大どろぼうホッツェンプロッツみたびあらわる」(プロイスラー著、偕成社)を借りる。これは、息子に頼まれていた本である。また、「名探偵コナン」のマンガがあったら借りてくるように頼まれていたのだが、残念ながら今日は本棚になかった。恐らく、他の子供たちによって借り出されているのだろう。その後、図書館近くの理髪店で髪を切ってもらう。
自宅アパートに戻る。何だか今日は調子が良くない気がした。地下鉄の車両内で、他人から見られているような気がしたのである。それで、リスパダールの液体タイプの薬を飲むことにする。この薬は、以前、高槻市内の精神科クリニックで処方されたものである。まだ、飲まずに残っている分があったのである。
いろいろ考えて、これから先の当分の間は、量子情報理論の研究を中断することにする。現在自分は、プレプリントを2本発表した状態にあり、それらの論文は学術雑誌で査読を受けている。もう十分頑張ったから、しばらく休もうと思ったのである。
また、自分は、現在、職場で幾何光学シミュレーションソフトの開発を担当している。上司から、このプログラムのプロトタイプを3月末までに開発し終えるように厳命されている。だから、量子情報理論の研究はお休みにして、プログラム開発の方に力を注がなくてはならない状況にある。週末も、プログラムのコーディングをしないと、間に合わない感じなのである。
幾何光学シミュレーションソフトの開発は、新しい職場での最初に任された仕事である。これをきちんと仕上げないと、周囲の人は自分を評価してくれなくなるだろうな、と感じている。別に自分は、職場の同僚から、「仕事の出来る優秀な人」と見られたいとは思っていない。しかし、年齢と経験相応の仕事がこなせなければ、やはり、周りの人は自分のことを認めてくれないだろう。周りの人に、ある程度認めてもらえなければ、職場は自分にとって、いづらいものとなってしまう。
そんな訳で、明日はプログラムのバグ探しをする予定である。
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