回転寿司に関する疑問
手が空いた時間に、高橋陽一郎著「微分方程式入門」(東京大学出版会)を読む。読むといっても、斜めに目を通すといった感じである。それで、周期係数線形微分方程式におけるフロッケ行列というものを勉強する。
息子は、祖父(自分の父)から「ロビンソン・クルーソー」(岩波少年文庫)という本を買ってもらい、半ば強制的に読まされている。息子は、あまり読書を好まない傾向にある。それで、無理やり読まされることになったようである。
夕方、息子、自分、自分の父の、男三人で、河原町三条の回転寿司店に行く。各自、十皿程度食べる。
阪急河原町駅で降りて、四条河原町から三条の回転寿司店を目指して、河原町通りを北に向かって上っている途中、前方を歩く金髪の、いかにも今時の若者の格好をした、二十代らしき男性二人が、振り向いて誰かを指差して笑っている様子であった。そのとき、自分は、何だか自分のことを指差されている気持ちがした。何故だかは分からない。二人の若者は、何か声を上げていたが、自分はそれを聞き取れなかった。それから、また例によって、通りを歩く周囲の人たちが、自分のことを遠巻きに眺めて、何か噂をしているような気がして来た。要するに、これは、精神病のせいで、自分が勝手に抱く妄想なのだろうが、自分は、そのような感覚が湧き起こるのを止めることが出来なかった。
回転寿司店に入ってからは、周囲のことが気にならなくなり、普通に食事をすることが出来た。と言うのも、息子のためにサビ抜きの皿を寿司職人さんに、いちいち頼まなくてはならず、それなりに結構忙しかったからである。また、一つ席を置いて隣に、非常に大きな声で店員さんに、いろいろな注文を命令口調で指示する、かなりの年配の女性客(お一人様)がいて、その人は店内で猛烈に目立っていて、そのせいで、自分は逆に、安心出来たのであった。
どうでも良いことだが、その店には、多くの外国人観光客も入っていて、「arigato!(ありがとう)」とか「ohkini!(おおきに)」を連発していた。この店は、結構観光客の間で有名な店なのだろうかと、考えたりした。
父は、ビールを注文したが、自分は飲まなかった。
回転寿司店で勘定を済ませた際、女性店員が息子にキャンディーを手渡した。それで気付いたのだが、回転寿司店を出るとき、たいていの店で、子供にキャンディーを手渡すことになっているような気がする。少なくとも、自分のこれまでの経験では、そうである。これは、寿司を食べて口の中が醤油で塩辛くなったのを、口直しするために手渡しているのであろうか。ちょっと謎である。
今日は、もうこれ以上、何もしないことにする。
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